今までいくつかの整理整頓術を試してみたけど、いつまでたっても整理整頓が出来ない。そういう人って実は結構います。いくらノウハウや知識があっても、まさかのそれが原因で整理整頓が出来ていなかったとは・・・
整理整頓が出来ていないといろいろな問題が発生します
整理整頓や片づけが苦手な人はいませんか?散らかった部屋や汚れた家は、見た目にも気持ちにもよくありません。また、整理整頓や片づけができていないと、以下のような問題も起こりやすくなります。
- 探し物が見つからない
- 時間や労力が無駄になる
- 部屋が不衛生で体調や気分が悪くなる
- 仕事や勉強の効率が下がる
- 家族や友人との関係が悪化する
- 運気が下がる(観念論的な話)
- 他にもいろいろ
そもそも整理整頓を理解できていない
整理整頓・片づけ・収納・掃除などの言葉や、それに関連する言葉がいろいろとありますが、それらの言葉の意味についてまずは理解することが大切です。
整理整頓
整理
- 乱れた状態にあるものをきちんと整えること。かたづけること。「本棚を整理する」「論点を整理する」「債務を整理する」など
- むだなものを取り除くこと。
整頓
- 散らかっている物をきちんとかたづけること。
- つまり綺麗に整えて配置すること。
片づけとは
片づけと言う言葉は、しばしば混乱を招きます。どこまでの範囲で言う片づけなのか使う場面によって変わってくる言葉なので注意が必要です。分かりやすく、広義の片づけと狭義の片づけについて説明します。
広義の片づけ
整理・整頓・収納・掃除の全てをひっくるめて片づけと言う言葉を使えます。もしくは、それらの一部分だけを指し示す一義的な使い方をしても間違いではありません。
狭義の片づけ
元にあった場所に戻すことを意味します。よく子供にオモチャで遊んだ後は「は~い、オカタヅケの時間ですよ~!」などと、片づけを躾ける親御さんの話を見たり聞いたりしたことはないでしょうか?
収納
- ものを押し入れやタンス、物入れなどにしまうこと。整理して配置すること。
- 保管:物を保存して、必要なときに取り出すこと。
- 倉庫:物や商品を保管する場所。
- 貯蔵:あるものを長期間保存しておくこと。
- 整理整頓とは違う意味での収納①:公共機関が現金・品物などを正式に受け取ること。
- 整理整頓とは違う意味での収納②:農作物などを取り入れること。
掃除
- 清掃:汚れを落として、きれいにすること。
- 洗浄:水や洗剤を使って、汚れを落とす作業。
- 拭き掃除:布やモップを使って、汚れを拭き取る作業。
- 掃除機かけ:掃除機を使って、ゴミやホコリを吸い取る作業。
- その他、汚れを取り除く、汚れを処分すること。
整理整頓が出来ない人の本当の理由とは
世の中には、整理整頓が出来ない人がたくさんいます。いろいろな整理整頓術の情報では具体的に、こういう場合は、こうやった方が良いなど貴重な情報がたくさんあります。でも、それらの情報を活用出来ていない人に共通する一つの大きな特徴があります、それは「言い訳」です。
言い訳を考えるよりも解決方法を考えましょう
これは整理整頓だけでなく、仕事や恋愛関係、健康管理など自分自身に関係してくる大切な考え方でもあります。
よくある言い訳事例
これらのいずれかに当てはまっていたら要注意です。
- 「時間がない」
仕事や勉強、家事や育児などで忙しいと、整理整頓をする時間がないという言い訳をよく聞きます。確かに、整理整頓には時間がかかります。しかし、1日5分でも10分でもいいので、整理整頓を行う事が出来れば、少しずつ片付いていきます。いつか時間がある時にと思っていても、やはりなかなか整理整頓は出来ないものです。ですから気がついたりした時に、ちょっとした隙間時間で少しずつ片付けていき、その習慣を身に着けることもおすすめです。 - 「面倒くさい」
整理整頓は、物を捨てるという作業も伴います。そのため、物を捨てるのが面倒くさいという言い訳をすることも少なくありません。しかし、物を捨てることで、部屋が広くなり、探し物が減り、気持ちもスッキリします。また、捨てるときには、物への感謝の気持ちを持つことも大切です。 - 「まだ使えるから」
「いつか使うかもしれない」と思って、ついつい物を捨てられないという人も多いのではないでしょうか。しかし、実際には、いつか使うことがない物も多いです。また、物が増えれば増えるほど、探し物が増え、掃除が大変になります。 - 「自分に合った方法がわからない」
整理整頓には、さまざまな方法があります。そのため、自分に合った方法がわからないという人も少なくありません。しかし、無理に流行りの方法を試すのではなく、自分のライフスタイルや性格に合った方法を探してみるとよいでしょう。 - 「片付けられない自分を受け入れている」
整理整頓が苦手という自分を受け入れているという人もいます。確かに、整理整頓は苦手な人も多いです。しかし、整理整頓をすることで、生活がより快適になるというメリットもあります。 - 「誰かのせいにしている」
整理整頓・片付け・掃除などが出来ない理由として「誰かのせい」にしている場合が最も危惧される状況です。誰かのせいにすることで自分自身の気持ちがラクになっている錯覚を起こし永遠に改善されない罠に陥っている可能性があります。
マインドセット
言い訳を克服(処分)するためには、色々な言い訳を考えるよりも自分自身を見つめ直すことが大切です。整理整頓や掃除をする目的や目標を定めスケジュールを決め行動に移すことが求められます。
処分と配置の法則
しっかりとマインドセットが完了したら、処分と配置の法則を実践してみましょう。
整理整頓と掃除の習慣
整理整頓と掃除の習慣を身につけることで整理整頓や掃除が楽しくなってきます。
まとめ
ステップ1⃣
まず最初に頭の中の整理を!言い訳の処分。
ステップ2⃣
目的と目標を決め現実的なスケジュール計画を練る。
ステップ3⃣
整理:全だし・中だしを行い何があるのかを確認して不要品を処分する。
ステップ4⃣
きれいに整頓をしながら収納し片付ける。
ステップ5⃣
掃除を行い、日常的に整頓・片付け・掃除を習慣化する。
ステップ6⃣
季節の節目などに全だしを行い整理整頓を行うこと。